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兵庫県立美術館 : 国谷隆志 Deep Projection

またまたお久しぶりです。

すっかり季節も変わってしまいましたが、下書きネタをたくさん残しつつ・・・

11月11日の本日は、兵庫県立美術館のアトリエ1で開催中の、
CHANNEL 6 「国谷隆志 Deep Projection展をご紹介。

 

この「CHANNEL」とは、兵庫県美が平成 22 年度から始めた「注目作家紹介プログラム」というシリーズ。今回で6回目なので「CHANNEL 6」なのです。

 

今年は、京都出身で関西を中心に活動されている国谷隆志(くにたに・たかし)さんの作品展。インスタレーションの作家さんです。

私は作品を拝見するのは初めてですが、過去には鏡や紙幣、砂時計、羽毛などを使用して、ものの固有性を詩的に増幅させるような作品を作ってこられたそうです。

 

さて、兵庫県美の大きなアトリエでの作品はどんな感じ?

 

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   ▲ Spaceless Spaces (Deep Projection)  2015
   (息、ガラス、ネオン、変圧器、コード、サイズ可変)

 

「作品は単なる物質として捉えられるのみではなく、場として身体の一部となる。」

 

このように語る国谷さんの材料・手法のひとつがネオン管です。

日常生活でごく身近に存在する、照明あるいは情報伝達、街の中を明るく華やかに照らすネオン管。
これを加工して、作品に用いています。

 

今回の作品「 Deep Projection 」(深い突起)は、この美術館アトリエの巨大な空間のために制作されたもの。
三角形のパネルから計55本のネオン管が吊り下がります。

 

材料の最初に書いてある「息」とは?

すべてのネオン管は、連続した膨らみをもっていて、
バラついた膨らみの形状を見つめているうち、を吹き込んで変形させたものだとわかりました。

この長い管にを吹き込むとは、なんと大変な作業だろうか〜と想像してみたり。

その管の中は真っ赤な光。なんとも綺麗・・・。夜の街の、あの「ネオン」とはちょっと違う。今の季節なら紅葉の色にも似ている。

 

広いアトリエの中は紅く染まって、真ん中に紅い光が浮かび上がる、床にも反射して幻想的な空間。

言葉を換えると、部屋の真ん中にヒーターが置いてあるような。
寒い日には部屋の中に入って暖まりたくなるかもw 

 

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▲ネオン管部分拡大図 

 

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  ▲作品の周りで鑑賞する来館者(下に置いてあるのは変圧器・コンセント等)

 

今回の展示は、2Fから鑑賞することも可能なのです。
ギャラリー棟ホワイエの階段を上がります。(現在3Fでは「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展を開催中)

(注)階段の左手の長〜いスロープでも2Fへ上がれますが、途中で施錠されていてアトリエ側へ回れないかも!? ご注意ください。

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階段から、静かな2階の廊下に出るとこのような案内看板が。展覧会チラシがついてます。
(神戸風に言えばこちらは「海側」。ガラスの向こうは阪神高速湾岸線。)

矢印の指示通り、左手へ。

 

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角を左に曲がると、静かな静かな長〜い廊下。この左の壁の向こうはミュージアムホールです。
2Fには展示室は何もないので、普段ココに来る用事は無いですね。

奥の方に、赤い光が見えます。

 

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近づくと、

これは1Fアトリエを真っ赤に染めていた、あのネオンの光。 

2F廊下の窓越しにアトリエを見ると〜

  

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こんな感じ。

天井が、高い!

このアトリエは1F-2F吹き抜けなのです。

この高さを生かすには、作品を吊るすしかないという結論になったとか。
高さと作品、ぜひ行って体感してください。

国谷さんの作品はもう1点あります。某彫刻作品と並べて設置したインスタレーション

(画像内、一部ボカシていますのでご了承ください)
この作品もネオン管使用ですが、また違った作風のもの。
スマホではうまく撮れなかったので詳しくは実物をご覧ください。

この作品は、館内の別の場所にあります。どこでしょうね?  

(ココに展示するとは...驚きました)

行ったことのある人は後ろの「階段」でわかるかな。

 

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 ▲  Untitled (Steel 1)  2015
   (ネオン、ガラス、スチール、変圧器、コード  140 × 135 × 135cm)

 

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11月1日には国谷さんご本人が来られて「解説会」があり、興味深いお話をいろいろ聞かせていただきました。

 

この「チャンネル」というシリーズ、
毎年オモシロイ若手作家さんの作品をアトリエで展示してくれるので楽しみにしています。

それも無料ですからね(^^;  

 

◆11月の兵庫県立美術館は、次の展覧会が開催中・開催予定。
         (チャンネル6のみ無料。他は有料)

・特別展「パウル・クレー だれにもないしょ。」(開催中。23日まで)

・県美プレミアム(コレクション展)「小企画:谷中安規」(11/21-)

・ギャラリー「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」(開催中。23日まで)

・アトリエ他「チャンネル6;国谷隆志 Deep Projection」(開催中。29日まで)

 詳しくは同美術館サイトへ→ http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html

 

 

©2014 HALNA Creative Room.