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【ART】伊藤隆康展の記念対談(解説会?)

昨日は久しぶりに展覧会のイベントへ。「特集展示 伊藤隆康展-絵画から環境へ」の記念対談(解説会?)。
メッチャ寒かったですー。

お話はこの展示担当した学芸員&企画した大学教授(←元学芸員)。昔の作品写真などもたくさん用意して解説。解説が面白くて、何度も爆笑!(すみません)。
キーワードは「つぶつぶ」「しわしわ」??

伊藤隆康・・・(このひとだーれ?)。
(1934ー1985)兵庫県明石市出身。東京芸大小磯良平に学び、卒業後は東横百貨店(現・東急百貨店?)宣伝部入社(1958ー64まで。ディスプレイデザイン担当)。

解説によると、店内ディスプレイの仕事から、当時ではまだ珍しかったプラスチックなど新素材を作品にも使用(試用?)したのではないか?とのこと。
昼は百貨店のデザイナーで派手なお仕事、夜はモノクロームな現代アーティスト。(作品は主に夜に制作)

絵の具を使わず、糸や空き缶、キャンバスのしわ、など色々なモノを使って制作。そこに黒いスプレーで陰のような部分を付けて、「航空写真のようなイリュージョンがある!」と学芸員の方の言葉。
・・・そういえば月面写真もモノクロだったな~(古い?)。

ゲストの教授いわく「つぶつぶ」「しわしわ」作品はいくつか展示(写真含む)。
展覧会チラシにも白いつぶつぶ「無限空間4-62」(1962)が載っているけど~(なんだコレ?)
1.5m四方いっぱいに小さな白いつぶを敷き詰めたような作品、石膏なのですごく重いんだとか。
1961年あたりからこの「無限空間」シリーズが始まり、『増殖』していきます。
更に不気味といえば、「くぎのヘルメット」(1964)、「くぎのびん」(?)など。物質の中から釘が生えている状態?・・・教授の表現で「とげとげ!」。(手で持てない!)

「空間のじんましん効果!」と表現されてました(・・・!)

油絵出身の伊藤康隆ですが、彫刻作品へ、また照明効果や空間を利用した作品、さらに大阪万博でもテーマ館プロデュースをするなど活動分野は拡大。
その後、全国の商業施設や企業CI、公共スペースのオブジェ制作など、都市空間デザインや社会的コミュニケーション-へと変化していったとのこと。デザインの中にアートの感覚を盛り込んでいってたそうです。

ちなみに彼は西武のレコード店「六本木WAVE」(1983年open、1999年閉店)のトータルイメージコーディネーター。最先端のセンスだったのですね!
1985年に亡くなったのですが、もし、彼が現代も活動していたら、どんなアーティスト・プロデューサーになったかな?

百貨店のディスプレイデザイナーだったことは、このように活動範囲が広がる基礎になったのかな。
デパートは人々がたくさん集まる場所。どのように集客するかという問題は現代でも同じ!
伊藤隆康の商業施設デザインも見てみたくなりました。

終わってから珈琲飲んでいると空から白いつぶつぶがたくさん降ってきました!
作品を思い出して...。でもこちらのつぶつぶは軽くて発泡スチロールみたい。。...*.* さむいーっ!


兵庫県立美術館 
「コレクション展3 特集展示 伊藤隆康展ー絵画から環境へ」 ~3月9日(日)まで 
       

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